過敏性腸症候群治療プログラム
過敏性腸症候群の臨床催眠治療は、イギリスのピータ・ホアウェル医師、アメリカのオルファー・パルソン博士の標準化された手順の知名度が高い。これまで英語でのみ提供されていたプログラムが、2011年から、日本語でも受けられるようになった。提供者は、ロサンゼルス在住の全米認定カウンセラー・催眠療法士 鶴田育子。
過敏性腸症候群: 驚異の治癒率85%、全8回プログラム
アメリカの心理学者オルファー・パルソン博士開発のプログラムをもとにした臨床催眠による治療です。オンラインで、2週間に一度、カウンセリングを受け、セッション時に渡される音声を毎日聞くだけで、ものの見方、考え方がどんどん変わり、症状が軽減していきます。臨床催眠は、アメリカの医療・看護の現場で、医師、有資格者が活用している代替医療です。
過敏性腸症候群の臨床催眠治療とは?
呼吸を上手にコントロールすると、自分の意思ではどうにもならないと思っていた不安、痛み、ストレスを緩和し、気持ちを安定させることができます。また、レモンを思い浮かべるとつばがでる、好きな人を思うと胸がときめくというように、体は、頭で思うことに反応します。何を思うかを意図的に選択することで、代謝をよくし、免疫を高め、傷の治りを早めることができます。この原理を応用し、催眠下(集中力が高まった状態)で、治癒を促すナレーションを聴くのが、臨床催眠治療です。
なぜ、治療を催眠下で行うのか?
一般的に、人は、催眠下で、精神的な平静と身体的なリラックス感の両方を体験します。(リラックスは、催眠のための必要条件ではありません。人によっては、心身ともに緊迫したまま、深い催眠状態を体験することがあります。)
リラックスすると、脳波が穏やかな波状のアルファー波になり、「でも〜」、「〜すべき」といった批判的な意識が薄れていきます。催眠が深くなると(より集中力が高まると)、脳波が、アルファー波から、よりなだらかな波状を描くシーター波になり、自然治癒力が最大限に発揮できるようになります。また、ビジョンを描く右脳が活性化されるため、ナレーションでいっていることを楽に「体験」できるようになるからです。
催眠状態の感じ方
催眠体験には、個人差があります。ぼんやりとなにかを感じる程度の方もいらっしゃれば、臨場感のある色鮮やかな光景を体験される方もいらっしゃいます。
この差は、その人が、聴覚、視覚、触覚など、五感のうちのどの感覚を優位に使っているかによって決まります。
音声とは
「音声」は、30分前後で、ピアノ曲を背景にしたカウンセラーの声が入っています。音声を聞いていると、催眠体験がない人でも、自然に、催眠体験ができるようになっており、体を徐々に弛緩させながら、森の中や、海辺、庭園など、自然の中で、健康な自分をイメージできます。頭で思うことに、体は反応しますから、誘導のとおりに呼吸していると、自然に、体の力が抜け、楽になっていくのです。
イメージ法との違いは?
スポーツ選手のトレーニングなどでおなじみのイメージ法に似ているようですが、イメージ法では、視覚を主に使います。一方、このプログラムでは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚のすべての五感を呼び覚ませるように、ナレーションが構成されています。ナレーションは、医学、生理学、心理学に基づき、自然の摂理を踏まえた肯定的な言葉で構成されています。
繰り返し聞くほど、効果が出るのはなぜか?
音声は、頻繁に聞いていただく方が、治療効果が上がります。他人の口癖がいつの間にか、自分の口癖になっていたということがあるように、私たちの脳は、繰り返されることを記憶します。そして、お箸を持つたびに、どちらの手でどのように持つのか考える人がいないように、行動の大半を記憶の反復で行っています。音声も同じで、繰り返し聞いていると、いつの間にか、体が自動的にリラックスするようになっていきます。また、音声を聴くたび、体がリラックスし、ストレスで興奮していた交感神経が静まるので、知らず知らずのうちに、自律神経訓練法を実践することになり、IBSの治療をしながら、自律神経のバランスを調えることができます。
音声は、全部で7本あります。8回目のセッションは、フォローアップのためです。
プログラムの特長
薬は、ひとつの症状に対してのみ有効ですが、臨床催眠による過敏性腸症候群の治療は、腸の症状改善だけでなく、いつトイレに行きたくなるかわからない不安から無力感、絶望感を抱いていた患者が、自信を持ち、前向きなものの見方ができるようになる点が、特筆に価します。
過敏性腸症候群のための臨床催眠プログラムは、こんな方にお勧めします。
- 過敏性腸症候群と診断されている方
- 薬を使わず症状を取り去りたいと思っている方
- 様々な治療法を試しても改善しなかった方
予算の都合で、対面セッションつきプログラムをご利用いただけない方向けに、臨床催眠治療に利用する音源のみの販売もしています。
ご購入は,こちらからどうぞ。
http://tsurutaikuko.server-cowboy.net/ecc/html/
体験談
プログラムを始めたきっかけ
このプログラムを最初に試そうと思ったのは、その前に同じ鶴田先生の提供してくださるプログラムで瞑想CDの音声というのがあったことがきっかけでした。
これは20分ほどの音声をリラックスして聴いて行くだけなのですが、人生が変わったと思うほどの劇的な変化がありました。
気に病みくよくよし、前向きになれといわれてもなる方法がわからない、みたいな自分が、何の努力もせず、気に病まず、自分に自信をもてるようになり、笑顔が増えたのです。
で、このIBSのプログラムも効果があるのではないかと思ったこと、それから瞑想CDを聴くうちに「IBSを乗り越えなくてはこの先に行けない」と感じたこと、があり、鶴田先生に相談して、このプログラムを開始いたしました。
自分が腸に関して大きな問題を抱えていると意識しはじめたのは小さい頃です。はっきり自分の症状に病名がつくだろうと思い始めたのは30代半ばでしょうか。ただ、IBSであることを認めたくないという意識が強く、また時により症状がよくなったり悪くなったりを繰り返していたので、このままだましだまし死ぬまでつきあっていく病気なんだと、半ばあきらめの気持ちでおりました。
それが、なぜこのプログラムを受けることに踏み切ったかというと、前に書いた「IBSを乗り越えなくてはこの先に行けない」と感じたこと、カウンセラーとの密室での対面カウンセリングをしなくていいこと(SKYPEで話すというのは、距離が離れている分、気分的に相当楽でした。密室の対面カウンセリングで嫌な思いをしたことがあったので対面カウンセリングは選択肢の中にまったく入っていませんでした)、鶴田先生に瞑想CDの感想を送ったりしたときに「無理だと感じることを、病気が治るからと強制しない」という感じがしていたこと、がありました。
それに基本的には30分弱の音声を繰り返し聴くだけなので、これで80%以上の治癒率というならば、やってみないほうはないと思ったのです。
●最初の音声とセッション、その後の変化
最初の音声は1時間のSKYPEのビデオセッションの後にいただきました。セッションでは問診票のような「この10日にお腹が何回痛くなりましたか?」「日常生活にどれぐらい影響がでていますか?」のような質問がいくつかされて、私の状態の深刻度指数を見ていただきました。この最初のセッション前の状態では、大変深刻ということでした。
その後、音声を早速聴き始めました。私は瞑想CDの音声も聴いていて、IBSの音声は瞑想CDの音声より多く聴きなさいというアドバイスをいただいたので、IBS音声のみ、IBS音声+瞑想音声、瞑想音声のみ、といくつかパターンを作り、最初の2、3日自分にあった方法を探しました。IBS音声を最初に聴いたときは、とても心地よいお話だったのですが、催眠が深くなると腸の話が出てきて、自分でも緊張するのが分かりました。IBSであるということで、腸の話をされるのもするのもすでに相当ストレスだったのです。
最初の日は、夜寝る前にIBS音声+瞑想音声を聴いた後トイレに行こうとしたら、まっすぐ歩けなくて驚きました。まるで激しいメニエールの目眩が起こった感じです。次の日はやはり夜寝る前にIBS音声+瞑想音声を聴いたら身体と胃の中がかさかさで空っぽになって、さらに吐きそうになりました(といっても空っぽ感が強かったので実際には吐きませんでしたが)。
それでも「自分で選んだんだから」「成功率80%以上なんだから」と音声を聴くのを継続しました。ただし夜にIBS音声+瞑想音声を聴くと、自分の身体には負担(1時間弱聴くことになりますし)がかかりすぎるので、IBS音声のみにしたら、3日目の夜からなんともなくなりました。
一日平均3回、朝や昼はIBS音声+瞑想音声やIBS音声のみを、自分の気分に分けて聴いていました。つまりちょっとストレスが強ければ瞑想音声をプラスする、そうでなければIBS音声のみという形です。
最初の音声が終わる2週間後までに明確に起こった変化は、トイレに行く頻度と状態でした。ストレスがかかると1日数度は行っていて下していることも多かったのですが、最初の音声を聴き始めた日から、毎日1回、多くて2回。また一切下さなくなりました。
正直とても不思議でした。というのは、催眠療法というのはカウンセリングの1つで、カウンセリングは「あなたにはこのような問題があるから直面して解決しましょう」みたいな、問題に直面する苦痛と解決する苦痛を味合わなくてはいけないものだと思っていました。ところがこの音声は心地よく、聴きながら眠ってしまうことすらあります。それでも無意識に聴いているので大丈夫と鶴田先生はおっしゃったので、遠慮なく寝ていました。
それでもこの変化が起こったので、正直、何が起こったんだろうという気分でした。
また、IBS以外のところでもすごく変化がありました。というより私にはそちらのほうが大きかったです。自分のIBSと向き合うことは、あらためて自分と向き合うこと、そして認めることなんだと実感しました。自分が好きになり、自分の身体が好きになり、自分をもっとちゃんとケア(心身両面において)してあげようと思えるようになりました。逆にいえばIBSの問題と向き合う前は、(IBSなんて病気の)自分は嫌いで恥ずべきだし、(IBSなんて病気を持った)自分の身体は憎むべき存在で愛せなかったし、(そんな病気を長年引きずっている)自分をちゃんとケアする気にならなかったということになります。このことには、それほど気づいていませんでした。でも最初の2週間で、自然に自分が好きになり、自分の身体が好きになり、自分をもっとちゃんとケアしたいと思えるようになったことで、あれ、今まではこんな感情を持っていなかったと改めて気づかされたのです。
お化粧やアクセサリーをちゃんと身につけ、洋服もかわいい似合うものを探して纏うようになりました。誰より変化に気づいたのは夫です。夫は妻の様子が変わったことで、妻が自分に対する信頼性や関心を持ち始めたのだと気づき、大変喜んでくれました。
●2回目の音声とセッション、その後の変化
そのような状態で2回目のセッションと音声をいただきました。2回目のセッションでも同じ問診をされるのですが、すでに深刻度は最初の頃の半分になっていました。IBSの症状そのものより自分自身が変わったので不思議と伝えると、実はそのような効果も含まれているのだと教えていただき、何か変な使い方をしてしまったのではないことを確認でき、安心しました。
2回目の音声は、1回目の音声より私は好きでした。とてもリラックスでき安心できました。1回目の音声で腸の話をされるとストレスになっていたのは、2回目の音声をいただく頃には、腸の話は胃の話や肺の話をされるのと同じ、特にその話がストレスになることはない、という状態になっていました。
2回目の音声に変えた当初は、一時的にお腹を下すのが1日ぐらい続きました。がすぐに慣れて、特に目眩なども起こりませんでした。
そして、いつも自分が苦手だと思う状況で2回目の音声で出てくるリラックスできるイメージを使ったところ、お腹が痛かったのに落ち着くという体験をしました。これはいけるかも!と自信を深めました。
自分自身に関していえば、前向き度が深まり、1回目の音声で「自分を好き」になりはじめたのが、2回目の音声で「自分が好きなのが定着」し始めた感じでした。
安定感も少しずつ増してきました。
●3回目の音声とセッション、その後の変化
3回目の音声に変えた後は、基本的にIBS音声+瞑想音声のみのパターンで聴き始めました。音声を変えたときに起こっていた症状の変化もまったく見られなくなりました。最初の頃に比べての深刻度はほぼ1/4にまで下がりました。また、新しい音声を初めて聴くときには一通りストーリーが頭に入るまでは寝入ったりしなかったのですが、3回目の音声では最初の1回を通しで聴くのすら難しく、ぐーぐー寝てしまいました。初めてストーリーが一通り頭に入ったのは3日目か4日目あたりです。
この頃、自分の中で非常にストレスの溜まることが家族間に起こり、私ははっきり家族に「これはしてほしくない」と自己主張をしました。喧嘩になるのは分かっていたのですが、これだけは辞めてほしいと思ったのです。夫はこれほどはっきり自己主張する私を見たことがなかったので正直驚いていました。
自己主張した後は、私が悪かったかも、とか色々な感情の余波を受けましたが、IBS音声+瞑想音声を夜通しリピートするようにして眠りながら聴いていました。
そうしたら、たった3日で、自分はもう大丈夫、もう余波は受けていないと思えるまでに回復したのです。
今までだったら、軽く1週間はベッドに伏せていてもおかしくないほどのストレスでした。それが自分で3日で回復したのです。
また同時に回りにいた友人に助けを求めることができました。自分の中に溜まったストレスの対処で、友人に助けを求めるのはよくないとずっと考えていたのですが、ごく自然に助けを求め、また周りの友人も自分が想像していた以上にケアをしてくれました。
この時期から、自分の足が地についたような感覚になってきました。何が起こっても概ね大丈夫。自分は対処していける。そんな風に思い始めてきました。
それで、新しい仕事や勉強を始めたり、会ったことのない人と外で会ったり、そういう機会も自ずと増えてきました。それでも問題なく普通に対処し、しかもIBSの症状も一切でませんでした。自分のまわりが慌ただしく忙しくなり、お腹が痛くなるかもしれないから先にトイレに行っておこうといった準備も充分にできない日が続きました。それでもIBSの症状どころか、予期不安もなく、お腹も痛くならなかったのです。
あれ、これは本格的に治ってきているのかも、このあたりからそう思い始めました。
●4回目の音声とセッション、その後の変化
4回目の音声をいただく前のセッションでも、さらに深刻度が下がっていました。その問診では「今までの10日間」といった過去のことを聴かれることが多いのですが、この回のセッションで初めて「覚えていない」というのを連発しました。つまり、具合が悪くなったりお腹が気になったりしたかどうかを覚えてすらいなかったのです。IBSを意識すればするほど、お腹の調子について「覚えていない」というのはありえないことになります。四六時中気になって仕方がないものです。それがとうとうお腹が痛いことがあったかどうか「覚えていない」となりました。これは快挙です。私はここまで来たのだという達成感で溢れました。
その頃、ずっと引きずっていた人間関係や、辞めたかったけど辞めるふんぎりがつかなかったこと、あってないのに無理矢理あわせなくてはと奮闘していたことを、とうとう辞める決心をし、次々に辞めていきました。これ以上引きずらなくていい、引きずるだけ無駄、先に行こうと思い始めたのだと思います。それに辞めなくてはと思いながらも辞めるということから逃げている自分がもう嫌でした。逃げない人生を歩もう、あらためてそう思ったのです。
1つ1つを辞めるというのは本来すごくエネルギーのいることだと思うのですが、3日の間に3-4つのことを一挙に止め、ほとんど精神的ダメージも受けませんでした。自分であらためて強くなったなあと思いました。
自分の環境は予測できないことが増え、嬉しい驚きやびっくりすることも増えました。以前はとてもこういったものが苦手だったのですが、ふと気づくとすっかり楽しんでいる自分を見つけるようになりました。以前は、舟に乗っているのに自分でオールでこぐこともできず、嵐にあえば翻弄されるがまま、という感じだったのが、自分の舟に乗って自分で舵をとり、大きな波も乗り越えて行っていると感じます。
IBSの症状に関しては、この段階でも予期せぬことに遭遇するとそれでもかすかなIBSの症状(お腹が張る、ちょっと不安になる)がでていたので、自分で「大丈夫。乗り切れる」と言い聞かせていて、実際に大丈夫というのを繰り返していました。それでも以前はごく頻繁にあったのが週に1-2度あるかないかになりました。面白いことに、予期せぬストレスフルなことが起こるたびに自分で「今度はダメかもね」と思ったりするのですが、ことごとく裏切られ、全然大丈夫というふうになりました。そうしてあらためて自分に「やるじゃん!」と感嘆するという感じになりました。
●今までの感想まとめと今後の期待
驚くのは、ここまでの変化がたった2ヶ月で起こったということです。もともと催眠とかに順応しやすいたちではあると思いますが、それでも2ヶ月に起こることとしては驚くべき変化です。この後1ヶ月半のプログラムが残っています。正直どこまで変われるのか、楽しみで仕方がありません。
あらためて、自分を好きになり、人生をあきらめず逃げない人生を送れるようになった、このプログラムと鶴田先生に感謝いたします。